DALL·E 2で人物を描く
DALL·Eで人物を描くには「男性」「女性」などシンプルな指示(プロンプト)でも十分です。しかし、思い通りの画像を生成するにはちょっとしたコツが必要となります。ここではDALL·Eで人物を描く際のプロンプトテクニックについて学んでいきます。
プロンプトは英語で入力
他のセクションでも触れましたが、プロンプトは日本語ではなく英語の方が良い結果を得やすいです。これは画像生成AIの学習ソースとなるデータセットが英語圏のものが多いためです。
しかし、英語が出来なくても問題ありません。Google翻訳やDeepLのような翻訳サービスを使うことで簡単に英語のプロンプトを作成できます。
プロンプトでどれだけ差が出るのか
シンプルなプロンプトと複雑なプロンプトでどれだけの差が出るのか見てみましょう。
最初の例はシンプルに「女性」と指示した内容です。
次に「ラテン系の女性」と条件を増やしてみます。
どんどん条件を指定していきましょう。「茶色の髪と瞳を持つ20代のラテン系女性」
「茶色の髪と瞳を持つ20代のラテン系女性がカメラを見つめている」
生成される内容が変わってきます。このように具体的なプロンプトを指定することで生成画像をコントロールできます。
性別や人種も変えてみましょう。
「茶色の髪と瞳を持つ20代のラテン系男性がカメラを見つめている」
「茶色の髪と瞳を持つ20代の日本人女性がカメラを見つめている」
条件を細かく指示する
イメージ通りの画像を生成するために以下のような要素を含めてみましょう。
- 外見(人種、性別、服装など)
- 表情(笑顔など)
- ポーズ(立っているか、座っているかなど)
- 場所(ビーチやストリートなど)
その他にも、白黒写真やセピアなど写真のテイストも指定できます。
有名人の名前はNG
画像生成AIはインターネット上の画像を学習しているので、有名人の名前を指定すれば似た画像を生成できそうです。
「レディーガガに似た女性」
「笑顔のイーロンマスク」
しかし、DALL·Eに関しては特定人物の名前を含むプロンプトはポリシー違反となり弾かれます。
ただし、これはDALL·Eの話しであって他の画像生成AIサービス、例えばStable Diffusionではこの限りではありません。