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矢野 哲平 / 「無料で学べるAIスキル、ロボシンク」代表
更新日:

動画をAIで翻訳する方法[HeyGen]

HeyGenを使い日本語の動画を英語に翻訳したり英語を日本語に翻訳する方法を解説

強力な動画生成AI、HeyGen

テキスト生成系のChatGPTや画像生成系のMidjourneyなどそれぞれの領域に特化したAIサービスがあります。

動画生成系も色々なサービスがありますが、その中でもHeyGenがかなり高性能なAIサービスです。

テキストから動画を生成したりアバターを生成したりと動画を軸とした様々な生成が可能です。ちなみに、ChatGPTのプラグインにもHeyGenがあるので気になる方は触ってみてください。

元動画を多言語に翻訳する

HeyGenは様々な機能を搭載していますが、その中でも元動画から多言語に翻訳する機能を紹介します。手っ取り早く動画でその威力を見てみましょう。

国内外で活躍されている方ですが、この動画は日本語で撮影されています。日本語で喋っている動画をHeyGenの翻訳機能で英語に変換しているわけですね。

驚きなのは、その人の声で英語を喋っていること。さらに口の動きも英語の発音に合わせて微調整されています。

HeyGenは有料のサービスですが無料で1動画のみ翻訳が可能です。さっそく見ていきましょう。

HeyGenに登録

HeyGenのサイトにアクセス。

メールアドレスがあれば誰でも無料登録ができます。Googleなどのアカウントでも連携できます。

HeyGen signup

動画をアップロード

会員登録が完了したらHeyGenのVideo Translateのページに移動し翻訳したい動画をアップロードします。

HeyGen translate

AIがその人の声を学習するために一定量の時間が必要です。

  • 500MB以下の容量
  • 30秒以上 5分未満の動画
  • その人の声のみ収録されているのが望ましい
  • その人だけ映っているのが望ましい

壁の前で撮影するシンプルな動画が望ましいです。

動画の準備が出来ればアップロードし、どの言語に翻訳したいか選択します。2023年10月時点での言語は以下の通りです。

  • 英語
  • スペイン語
  • フランス語
  • ヒンディー語
  • イタリア語
  • ドイツ語
  • ポーランド語
  • ポルトガル語
  • 中国語
  • オランダ語
  • トルコ語
  • 韓国語
  • アラビア語

無料枠は完成まで日数がかかる

アップロードが完了すれば、あとは待つだけです。しかし無料枠を利用している場合、ものすごく時間がかかります..

筆者が試した時ではアップロードから10日ほど時間がかかりました。この辺は無料で利用させてもらっている身なので気長に待ちましょう。

処理が完了すれば登録しているメールアドレス宛に通知が届きます。なお無料枠で翻訳した場合はHeyGenのロゴが動画に印字されています。

有料にするとサクサク利用可能

有料枠で利用すると翻訳までの時間を短縮できます。感覚としてはアップロードから完了まで、およそ10分くらいでしょうか。今後のユーザー数増加やサーバー増強などで時間は増減するかもしれません。

しかし、無料枠に比べて圧倒的に早くロゴも印字されないのでお金で解決するのも一つの方法です。

最低金額は29ドルから。年間契約にすることで24ドルまで割り引くことができます。

HeyGen price

消費クレジットは短い動画であれば1.5クレジットくらいで長さによって変わるようです。4分30秒ほどの動画をアップロードした時は4クレジット消費しました。

翻訳精度は高くない?

日本語から英語に変換した自撮り動画をアメリカに留学していた友人にAI生成という点は伏せて見せました。

反応は皆んな「えー!」という驚き。そしてネタバラシをして二重の驚き。

ただ、ネイティブの人からは「AI?」という反応がありました。日本語から英語の動画は日本人は違和感を感じませんが、ネイティブの人からすると違和感がありありなようです。

確かに英語→日本語に翻訳した動画は私たち日本人からすると違和感がある箇所がありますね。

ただし、現時点でこれだけの精度です。今後さらに精度は高まっていくので違和感は少なくなると思います。

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