ChatGPT Plusとは?メリットや無料版との違いを解説
ChatGPT PlusはOpenAIの進化したモデルです。従来のモデルに比べて高度な対話を実現。無料版との違いや利用方法を詳しく解説します。
ChatGPT Plusとは?
ChatGPT PlusはChatGPTユーザー向けの有料プランです。無料版よりも高度な機能を持っており、生成AIのパワーを最大限引き出すことができます。
例: ChatGPTにX(Twitter)のCSVファイルを送信し集計
例: プラグインを使用しマインドマップを作成
ChatGPTユーザー向けのアンケートでは無料版と有料版のユーザーとでは満足度が違う結果もあります。このようなことから、ChatGPTを本格的に利用した人、とりわけ業務で利用したい人はChatGPT Plusの検討を強くおすすめします。
ChatGPTが注目される理由
ChatGPT Plusはその高度な対話能力で注目を集めています。特に最新のAI技術であるGPT-4モデルを利用できる点が特徴です。
その他にも、ブラウジング機能で最新の情報を取得できます。従来のGPT3.5の学習は2021年までの情報をベースにしているので、扱う情報の鮮度も異なります。
ChatGPT Plusの機能一覧
- より高性能なGPT-4を使用
- トークン数の増加(より多くの指示を処理できる)
- プラグインによる機能拡張
- Advanced Data Analysisによるファイルアップロード
- 音声出力機能
- ブラウジング機能によるインターネットアクセス
- DALL-E 3による画像生成
ChatGPTでは日々、様々な新機能が開発されています。ChatGPT Plusではこうした新機能が全て利用することができます。
より高性能なGPT-4を使用
ChatGPT PlusではGPT-4モデルが使用できます。無料の場合はGPT-3.5モデル。
より回答の性能が高くなっており複雑な指示への理解も違います。ChatGPTを業務で使用する場合、GPT-4モデルは心強い相棒のような存在です。
トークン数の増加
トークンは簡単に言うと、AIが処理できる文字です。
GPT-3.5の最大トークン数は4,097に対し、GPT-4は3万2768トークンも処理できます。より長文の指示を処理できるわけですね。およそ8倍の違いがあります。
プラグインによる機能拡張
プラグインを使うと簡単にChatGPTの機能を拡張できます。
プラグインストアと呼ばれるスペースでは日々、様々なプラグインが掲載されています。
食べログやメルカリもChatGPTから自社サービスにアクセスするプラグインを開発しています。
ちょうどスマーフォンのアプリを想像するとイメージしやすいです。TikTokやLINEを入れることで本来、スマートフォンに備わっていない機能を利用できます。
Advanced Data Analysisによるファイルアップロード
Advanced Data Analysisを使うことでChatGPTとファイルのやり取りが可能になります。
- 画像をアップロードして認識する
- CSVファイルからデータを読み取る
- Officeファイルを読み込む
プラグイン機能も強力ですがファイルの取り扱いが可能なAdvanced Data Analysisは強力な機能です。
アップロードだけではなくChatGPTが作成したファイルをダウンロードすることもできます。
筆者の使用例を挙げると、ChatGPTに市場調査を依頼しエクセルファイルでダウンロードする。動画をアップロードしアイキャッチ画像を作成→ダウンロードするといった使い方をしています。
扱えるファイルの種類も幅広いのでアイデア次第で可能性が広がります。
音声出力機能
アプリ版では音声入力の他に音声出力機能も実装されます。文字通りChatGPTと"会話"するようにやり取りができるように。
音声の入出力はブラウザ版では現状、実装されていないのでご注意ください。
ブラウジング機能
以前までBingのブラウジング機能は実装されていましたが、その後非公開になりました。
しかし、9月28日に復活しブラウジング機能が利用できるようになりました。ChatGPTの情報は2021年9月でストップしていますが、ブラウジング機能を使うことで最新の情報にアクセスできます。
DALL-E 3による画像生成
DALL-E 3とはChatGPT開発元のOpenAI社が開発する画像生成AIです。この画像生成AIをChatGPT上から操作できます。
例えば、「ファッションセンスのあるイグアナの画像を生成して」と伝えるとChatGPT上で画像を生成できます。
ChatGPT Plusの料金
ChatGPT Plusの料金は月額20ドルとなっています。現在のレートが1ドル145-149円ほどなので、月額2,900円ほどの金額となります。決して安い金額とは言えませんね。
しかし、1日あたりで計算すると100円に満たない金額になります。24時間いつでも対応できる優秀なアシスタントを1日100円未満で雇えるとなれば十分に検討余地のある金額ではないでしょうか。
仕事にうまく取り入れることで1日に100円以上の価値はきっと生み出してくれるはずです。
筆者は毎日、海外のAIに関する情報を取得→要約→翻訳という流れで使っています。ChatGPTを使うようになって情報収集の効率が格段にアップしました。
無料ユーザーでも試せる機能が2つある
ChatGPT Plusユーザー限定の機能を試すために1ヶ月お試しで契約してみるのも1つの選択肢です。
ですが、ちょっと待ってください。
無料ユーザーでもGPT-4とDALL-E 3は試すことができます。
MicrosoftのBingもチャット機能を搭載していますが内部で使われているのはGPT-4モデルです。
そして、Bingチャットは無料で誰でも利用できます。会話のスタイルを「より厳密」に設定しましょう。
そして、MicrosoftのBing Image CreatorではDALL-E 3を無料で試すことができます。
OpenAI社とMicrosoftは協業関係を結んでいるためです。
ファイルアップロードはClaude2で試してみるのも⚪︎
PDFをアップロードしてAIに要約、翻訳してもらうような使い方も試してみたいですよね。
その場合は、Claude2を使用することで実現可能です。
Claude2はChatGPTのライバルと言われるAIサービスです。AIにファイルを処理してもらう体験はClaude2で試してみましょう。
ChatGPT Plusの登録方法
登録方法は非常にシンプルです。
ChatGPTの画面からChatGPT Plusの加入ページに進むだけでOK。支払いにはクレジットカードが必要になる点だけご注意ください。
プロフィール > マイプランから手続きを進めることができます。
ChatGPT Plusの解約方法
ChatGPT Plusを契約したものの、思ったほど有料会員向けの機能を使わないケースもあるかもしれません。その時でも管理画面から簡単に解約手続きできるので安心してください。
1: プロフィール > マイプラン > "私のサブスクリプションを管理する"に移動
2: プランをキャンセルをクリック。
解約後も次の更新日まではサービスを利用することができます。
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